びぎなのぶろぐ

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高専本科を卒業しました!〜本科生活の振り返り〜

びぎなです。

 

このたび自分は"津山高専 総合理工学科 情報システム系"を卒業しました!

 

5年間でいろんなことがありましたが、無事卒業することができました!
あっという間に感じる本科生活でした......

 

せっかくなので自分の5年間の生活を簡単に振り返ってみようと思います。

 


入学前

実は自分が高専に入学しようと思った理由は意外と"軽い感じ"です。

中学3年生当時に志望していた理由は、

  1. ほとんど触れたことがなかったけど、情報分野に少し興味があったから
  2. オープンキャンパスに行って単純に面白そうと思ったから
  3. 校則緩いし自由に色々できそうと思ったから
  4. 地元の進学校に行きたくなかったから
  5. 自分の置かれている環境を少しでも変えられると思ったから

こんな感じです。めちゃくちゃ軽いですね......

 

中学生の時は学年約230人で順位1桁にギリ入るくらいの辺りをキープしてました。

勉強はテスト前日にノートを見返すくらいでほぼノー勉でした。

(ちなみにこの勉強のサボり癖の影響で入学後に痛い目を見ました......→後述)

 

 

塾の先生には「意欲的に勉強しないと高専落ちるぞ?少なくとも学力はかなり厳しい」と言われていました...

そんな周りの意見もガン無視して受験シーズンも平常運転でゲームしたりアニメ見てました。今思ったら本当に不真面目な生徒だったと思います...

 

 

高専に行こうと決めてからは高専の学力入試の対策を進めていましたが、推薦入試の受験基準を満たしていたので、推薦入試を受験することにしました。

 

幸いにも5教科オール5など、そこそこの成績を取ることができていました。

推薦入試は小論文と面接なので、「試験ないから楽じゃん!これで受験終わらせたい!」と当時思っていました。

 

入試当日は吐きそうになるくらい待機している時は緊張していました。

小論文は自分の意見を書くだけなので楽でした。

面接は雑談混じりの話やすい面接でした。

自分は面接官も待機室にいた教員の方々に恵まれ、自分の言いたいことはしっかり伝えることができたと思います。

 

そんな感じで受験を終え、無事合格しました。

自分の地域は高専の推薦がほぼ一番早い受験だったので、めちゃくちゃ浮かれていた記憶があります。

 

自分の通っていた中学校からは人数の割にほぼ高専に行きませんでした。

少し寂しかったですが、新しく始まる高専生活に当時はワクワクしていました。

 

 

1年生

入学して早速壁にぶち当たりました。

 

勉強についていけませんでした。

 

慣れない90分授業、新しい環境でクラスメイトも知らない人ばかりで焦燥感を感じながら毎日何とか頑張っていました。

 

高専入って初めての定期試験は席次160人中150番台でした。

本当にやばかったです。1年目に「留年」の2文字が頭から離れませんでした......

 

最初は赤点を大量に取ってしまう人でしたが、クラスメイトとも話すようになったり、テスト勉強の仕方を変えたり......色々頑張ってその後の試験は比較的良い点数を取れるようになりました。

 

最終的に1年次はクラス15位、学年50番台くらいに落ち着きました。

最初からちゃんと勉強しておけばもう少し高い席次で終われたので、後悔してます。

 

当時同じクラスで仲良くしてくれた人たちには本当に感謝しかないです。

 

 

2年生

自分の通っている津山高専は、1年次は全員同じカリキュラムで2年次から専門的な系にそれぞれ配属される仕組みになっています。

 

自分は推薦合格者なので、希望していた"情報システム系"に1年次の成績は関係なく配属されました。

 

ここで残り4年間共に過ごすクラスが決まりました。

中学校で一緒だった人や話が合う人と仲良くなれたのはとても嬉しかったです。

 

また、ロボット技術研究部に入部しました。

1年次に入部するタイミングを逃してしまったことに後悔していたのですが、先輩方にも温かく迎えていただき、日々活動していました。

ここで先輩方との繋がりができたのは本当に良かったです。

 

専門科目が増えて相変わらず勉強についていくのは大変でしたが、過去問等駆使して最終的に席次8位で2年生を終えることができました。

 

 

3年生

新型コロナウイルス感染症の影響もあり前期はほとんど"遠隔授業"でした。

(授業の裏で別の作業したりゲームしたりしてました。懐かしい......)

 

ロボコン自体も"オンライン開催"になり、モチベの維持に苦労しました。

 

3年次にある合宿研修もコロナの影響で中止になり、文化祭である"弥生祭"も中止、年2回あるスポーツ大会も規模が縮小されるなど、色々起こった一年だったと思います。

 

授業は遠隔、課題の量が増えて大変な年でした。

実験レポートが手書きだったのは本当にしんどかったです。

(情報系なのに手書きレポートを義務化しているの本当に良くないです)

 

この頃から少しずつ授業についていけるようになりました。

3年次の最終的な成績は席次4位でした。

 

4年生

本科生活も後半に差し掛かってきて、進路のことも考える時期になりました。

 

自分は高専5年間で就職して頑張っていける自信もメンタルも無かったので、進学することにしました。

 

進学すると決めたからには志望校を決めて、編入対策をしないといけなかったので、学校の授業と並行してそっちの対策もしていました。

 

当時は、技科大と岡大あたりに進学しようかな〜と何となく思っていました。

 

ロボコンでは制御メインをしてたり、他の担当の補助をしたり、安全管理責任者を務めていたりと、かなり忙しかった思い出があります......

 

また、5年次の卒業研究に先駆けて研究室に配属されました。

 

最終的に部活と勉強の両立もなんとかすることができました。

4年次の最終成績は3年次と同じで席次4位でした。

 

5年生

気づけば本科最終学年になっていました。

本当にあっという間です。ついこの間入学したような気でいました。

 

進路ですが悩みに悩んだ結果、"専攻科"に進学することに決めました。

 

経済的理由、学力不足、編入後に頑張っていけるメンタルが無かったこともあり決断しました。

 

専攻科には"推薦"で合格しました。

 

専攻科の推薦入試はほとんど受かるという話だったのですが、今年度は推薦入試の時点で定員を大幅に超える志望者がいたのでびっくりしました。

結果的に合格したので良かったですが、合格が決まるまでずっと緊張してました。

 

 

進路が決まった後は自動車学校に通って免許を取りました。

 

指導員の人もいい人ばかりでノンストレスで通えました。

津山高専生は是非、学校下にある"沼自動車学校"に通いましょう!

 

免許を取ってからは自分の車は持っていないので、週に一回程度車を運転して鈍らないようにしてます。

 

5年生ではロボコンにはほとんど関わることなく、チームの補助と広報活動(部のTwitter動かしたりとか)に徹していました。

 

自分としては後輩に伝えたいことをあまり伝えられなかったので後悔しています。

専攻科に残るので、また機会があれば顔でも出しに行こうと思います......

 

 

一番しんどかったのは卒業研究です。これは間違いないです。

 

4年次に引き継ぎの機会が無く、先輩がいなくなった5年の頭にテーマを引き継ぎました。

 

蓋を開けてみれば引き継ぎ資料はなく、確認すると内容もほぼ何も進んでないと言っても過言でないレベルでした。実質新規レベルです。

 

指導教員の先生も校務で忙しいため、研究時間もほとんど顔を出さないスタイルでした。

知識ゼロの状態から自分で調査を行い研究を進めていました。

 

中間報告書を作成する時点で計測装置からデータを取得し、確認する程度しか進められませんでした。

 

そんな状態で夏休みにも入り、あまりの成果のなさに焦燥感を感じた自分は、夏休み中も時間を割いて研究をしていたりしました。

 

その焦りや不安で体調を崩すこともあり、精神的にしんどくなって寝込むこともありました。

 

中間発表もしんどい中なんとか乗り越えました。

(発表時間10分質問時間10分はアホすぎ......)

 

 

その後は夏休みからデータを変換用のプログラムもうまくいかず......

 

失敗→調査→修正→デバッグ→確認をずっと続けていたものの、最終的に正しく変換できませんでした…...

 

卒研の最終発表では「データ変換のプログラムを作ったけどうまく変換できなかった......」って発表しました。本当に成果ゼロです......

 

しかも発表会の大トリというのもあって本当にしんどかったです......

 

専攻科進学を決めておいて、「正直この研究をあと二年も継続してやらないといけないのか......」と考えるとしんどいですが、自分の能力不足が原因なので文句は言えません。

 

結局無駄な研究時間を大量に生み出しただけの一年だったと思います。

 

指導教員からは「もう少し粘ってみて厳しかったら方針を考え直す必要もあるね」と言われたので、正直先行きは不透明です......

 

自分の能力の低さや、計画性の無さを顕著に感じたので「自分って研究下手なんだな」とこの一年で思いました......

 

研究でしんどい中、クラスメイトとご飯に行ったり、車で県南まで行って映画を見たりと遊んでいる時間がめちゃくちゃ楽しかったです。

めちゃくちゃ良い息抜きになってました。ありがとう......

 

 

話は変わって、年明けには成人式にも行きました。

 

中学の頃の友達やいろんな人と久しぶりに会いましたが、自分が高専に染まりまくっている感があってちょっと悲しかったです......

でも思い出話を色々語り合えたり、写真も撮ったので楽しかったです。

 

 

そんな感じで5年生も終わり、本科の卒業も確定しました。

5年次の最終成績は席次3位でした。

1科目だけ再再試を受けてギリギリ落単を回避しました。笑えない......

 

 

卒業確定後

卒業確定後は春休みに入り、少し研究からは離れて自分の勉強したいことを勉強したり趣味を楽しんでたりしてました。

 

またクラスメイト5人と京都大阪で3泊4日で卒業旅行にも行ってきました!

 

 

 

 

 

飲みに行ったり、ホテルでWBCをみんなで見たり、たくさん観光地を巡ったり……

とっても充実した楽しい時間を過ごすことができました!

 

 

旅行を計画して一緒に行ったみんなには感謝しかないです。ありがとう......!

合宿研修もなかった分めちゃくちゃ楽しかったです!

 

 

そして時は過ぎ、卒業式の日になりました。

 

自分は当日成績優秀者として表彰されました!

 

 

実は表彰されることを当日まで知らなくて、当日会場にきた時にクラスメイトから「お前表彰されるらしいな〜」って言われてから初めて知りました......

 

表彰されたことは後日家族や複数の先生方からたくさん褒められたので普通に嬉しかったです。

 

記念として盾もいただきました!

また、本科5年間で欠課ゼロで皆勤賞、全単位取得での卒業でした!

 

 

休むことなく学校に行くことができたのも友達やクラスメイト、家族や周りの方々の支えがあってだと思っています。

これからも精進していきます!

 

 

卒業式後は打ち上げで、みんなで飲みにいきました!

3次会まで行きましたが、とても楽しかったです!

 

 

さいごに

こうして自分の高専本科生活は終わりました。

 

振り返ってみると辛いことがたくさんあったけど楽しく過ごせたと思います。

 

クラスメイトにはこんな自分と仲良くしてくれたり、いろんな所に連れて行ってくれたり、本当に感謝しかありません............

本当に今までありがとう......!!

 

それぞれ別の道に進んで寂しくはなりますが、休みか何かで津山に戻ってきたら飲みにでも誘ってください!!

自分はもう少し津山にいるので、暇さえあれば駆けつけます!笑

 

みんなの新天地での活躍を祈っています!!

 

 

このブログを書いてたら気づいたら4月になってました。

友達もほとんどが新社会人、入社式の話などを聞いてすげ〜ってなっています。

 

 

正直2年後ちゃんと社会人になれるかどうか分かりません。

どんな出会いがあるのかも分かりません。

今も不安でいっぱいです。

 

そんな中でも自分なりに成長できるよう、残りの学生生活悔いの無いように頑張っていきたいと思います!!

 

ひとまずお疲れ様でした!!